120年に1度の花

実家で竹の花が咲きました。

母が祖父から譲り受けて鉢で50年育てている黒竹です。

その姿を、母は初め虫がついたのかと勘違いしたのだそうです。

調べてみると、なんと竹が120年に1度しか咲かせない花だということがわかりました。

120年。

人間の寿命よりも長い年月です。

祖父はきっと見ることが出来なかっただろうと思います。

けれど引き継いだ母が、そして孫の私が、加えてひ孫も、見ることが出来ました。

「受け継ぐ」ということをじんわり感じた、そんな出来事でした。

【千佳】